URLに対するアクセスを、異なるURLに恒久的に(301)もしくは一時的に(302)転送できる機能です。
設定内容の管理は.htaccessファイルで行われます。
目的別の設定例(ドメイン変更/特定ディレクトリ以下を転送/特定のURLのみを単独で転送)
目的別の設定例を紹介します。
- ドメインを変更したい場合の設定
- 特定ディレクトリ以下を転送したい場合の設定
- 特定のURLのみを単独で転送したい場合の設定
※具体的な操作手順は、後述のリダイレクト設定の手順をご覧ください。
ドメインを変更したい場合の設定
ドメイン(例:rakkoserver.com)を別のドメイン(例:rakko.inc)に変更したい場合。
例:rakkoserver.com/
⇒ https://rakko.inc/
、rakkoserver.com/123
⇒ https://rakko.inc/123
リダイレクト設定画面で次のように設定します。
①対象ドメイン名/PATH:入力なし
②転送方式:301
③リダイレクト先URL:https://転送先のドメイン/
④PATHの維持:チェックする
rakkosever.com/
→https://rakko.inc/
rakkoserver.com/market/
→https://rakko.inc/market/
rakkoserver.com/market/123/?param=0
→https://rakko.inc/market/123/?param=0
rakkoserver.com/market/123#id
→https://rakko.inc/market/123#id
特定ディレクトリ以下を転送したい場合の設定
サブディレクトリ下に作成したサイト(例:rakkoserver.com/media/)を、サイト内のディレクトリ構造を変えずに別のURLに転送したい場合。
例えば…
rakkoserver.com/media
⇒https://rakkoserver.com/
、rakkoserver.com/media/123
⇒https://rakkoserver.com/123
または
rakkoserver.com/media
⇒https://rakko.inc/new-media
、rakkoserver.com/media/123
⇒https://rakko.inc/new-media/123
など
リダイレクト設定画面で次のように設定します。
①対象ドメイン名/PATH:ディレクトリ名を入力
②転送方式:301
③リダイレクト先URL:https://転送先のドメイン/
④PATHの維持:チェックする
rakkosever.com/media
→https://rakkoserver.com/
rakkoserver.com/media/market/
→https://rakkoserver.com/market/
rakkoserver.com/media/market/123/?param=0
→https://rakkoserver.com/market/123/?param=0
rakkoserver.com/media/market/123#id
→https://rakkoserver.com/market/123#id
特定のURLのみを単独で転送したい場合の設定
特定のURL(記事1ページだけなど)を、別のURLに転送したい場合。
例えば…
rakkoserver.com/archves/123/
→https://rakkoserver.com/archives/456/
または
rakkoserver.com/archves/123/
→https://rakko.inc/sample/
など
リダイレクト設定画面で次のように設定します。
①対象ドメイン名/PATH:対象ページのPATHを入力
②転送方式:301
③リダイレクト先URL:転送先のURLを入力
④PATHの維持:チェックしない
rakkosever.com/archives/123/
→https://rakkoserver.com/archives/456/
rakkosever.com/archives/123/?param=0
→https://rakkoserver.com/archives/456/?param=0
rakkosever.com/archives/123#id
→https://rakkoserver.com/archives/456#id
※rakkosever.com/archives/123/abc/
など、/archives/123/
より下層のディレクトリはリダイレクトされません
リダイレクト設定の手順
1. サーバー操作からリダイレクト設定を開く
「設定追加」をクリックし、リダイレクトの設定を追加します。
2. リダイレクト設定
①対象ドメイン名/PATH
ドメイン全体を転送したい場合、PATHは入力しません。
(例:rakkoserver.com/
→ rakko.inc/
)
特定のPATH以下のみ・特定のページを転送したい場合はPATHを入力します。
(例:rakkoserver.com/knowledge/
→ rakko.inc/
)
入力されたPATH以下が転送対象となります。
②転送方式
301/302を選択します。
WEBサイトのドメイン変更の場合、301リダイレクトを利用することでGoogleなどの検索エンジンに正しく移転を知らせることができます。
サイトのメンテナンスやリニューアルなどの際に、一時的に移転させたい場合に選択します。
③リダイレクト先URL
http://もしくはhttps://から始まるリダイレクト先のURLを入力します。
(例:https://rakko.inc/)
④PATHの維持
転送元アクセス時のPATHを維持したい場合、チェックします。
(例:rakkoserver.com/XXXXXX/
→ rakko.inc/XXXXXX/
)
※ドメイン変更/特定ディレクトリ以下を転送する場合は基本的にチェックする
rakkosever.com/
を対象ドメイン名/PATH、https://rakko.inc/
をリダイレクト先URLにしてPATHの維持にチェックを入れた場合、以下のように転送されます。
rakkoserver.com/
→https://rakko.inc/
rakkoserver.com/XXXXXX/
→https://rakko.inc/XXXXXX/
rakkoserver.com/knowledge/123/?param=0
→https://rakko.inc/knowledge/123/?param=0
rakkosever.com/knowledge/123#id
→https://rakko.inc/knowledge/123#id
例えばrakkosever.com/
を対象ドメイン名/PATH、https://rakko.inc/
をリダイレクト先URLにしてPATHの維持にチェックを入れない場合、以下のように動作します。
rakkoserver.com/
→https://rakko.inc/
rakkoserver.com/?param=0
→https://rakko.inc/?param=0
rakkoserver.com#id
→https://rakko.inc#id
rakkoserver.com/knowledge/123/
→ リダイレクトされません(転送元URLのまま)
⑤追加をクリック
編集が終わったら、「追加」をクリックしてリダイレクト設定を追加します。
3. 結果の表示・確認
結果「〇」と表示されれば成功です。「戻る」をクリックすると設定内容が表示されます。
設定が追加されていることが確認できます。
「リダイレクト元」をクリックし、リダイレクト先URLに正しく転送されるか確認しましょう。
リダイレクト設定を削除する手順
1. リダイレクト設定画面から削除を選択
リダイレクト設定画面から、ゴミ箱マークをクリックします。
2. 確認画面で「削除」をクリック
削除するリダイレクト設定を確認し、「削除」をクリックします。
3. 結果表示
結果「〇」と表示されたら成功です。