リソースアラートが届いた時に確認すること

ラッコサーバーでは、ディスク容量・メモリ・CPU負荷などのリソースの使用率が3時間継続して95%を超えると、アラートメールが送信されます。

検査は15分周期で行われており、95%を下回ったと言う通知が来ない場合は問題が継続している状態となります。

アラートメール例
  • リソースアラート △(メモリ使用率が95%を超えています)
  • リソースアラート △(CPU使用率が95%を超えています)

この記事では、リソースアラートが届いた時にどのような点を確認すればよいかをご説明します。

アクセス数の増加を調べる

Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使用している場合は、急激なアクセス増加が起きていないかどうか確認しましょう。

また、帯域幅使用量(≒データ転送量)の推移をcPanelの「帯域幅」で確認することもできます。

注意

cPanelでは推移を過去24時間・先週・前年単位でしか見ることができないため、より細かい期間の推移はアクセス解析ツールでの確認がおすすめです。

1. サーバー管理画面(cPanel®)ログイン

サーバー管理から、対象サーバーアカウントを選択し、「サーバー管理画面(cPanel®)」をクリックします。

cPanelを初めて開く場合などは、「Choose a starting point」画面が表示されます。右上の×か、「スキップ」を押してください。

※「Explore Account」をクリックするとcPanel管理画面に遷移します(×、スキップと同様)。

※「Restore from backup」をクリックするとバックアップの復元操作画面に遷移します。

2. 「帯域幅」をクリック

cPanelメニュー「メトリック」>「帯域幅」をクリックします。

3. 帯域幅使用量の推移を確認する

帯域幅使用量の推移を確認できます。

リソース使用状況を調べる

リソースの使用推移を詳細に把握したい場合はcPanelから確認が可能です。

Googleアナリティクスなどのアクセス解析やCPUとMemoryなどの指標がまとめて上昇している場合、アクセス増加によるリソース圧迫が考えられます。

今後も同レベルのアクセスが継続するようであれば契約プランのアップグレードを検討してください。

アクセスが増加していない場合

アクセスが増加していないにもかかわらず、CPUやMemoryリソースが圧迫されている場合、「プログラムの不備」や「ハッキングによる意図せぬプログラム(暗号化通貨のマイニングなど)が稼働している」可能性があります。

エラーログなどを見て原因を調べて対処しましょう。

1. サーバー管理画面(cPanel®)ログイン

サーバー管理から、対象サーバーアカウントを選択し、「サーバー管理画面(cPanel®)」をクリックします。

cPanelを初めて開く場合などは、「Choose a starting point」画面が表示されます。右上の×か、「スキップ」を押してください。

※「Explore Account」をクリックするとcPanel管理画面に遷移します(×、スキップと同様)。

※「Restore from backup」をクリックするとバックアップの復元操作画面に遷移します。

2. リソースの使用量

cPanelメニュー「メトリック」>「Resource Usage」をクリックします。

3. ダッシュボード

過去24時間に高負荷・リソース制限が発生した場合は、ダッシュボード上に表示されます。

リソース使用状況の詳細を見るにはダッシュボードの「DETAILS」(またはメニュー左上「Current usage」)をクリックします。

4. リソース使用量の詳細を確認する

「Current usage」では、過去のリソース使用量の推移をグラフ・表で確認することができます。グラフの表示期間・時間単位を変更することもできます。

「Snapshot」タブをクリックすると、リソース制限が起きていた日付のプロセス、データベースクエリ、HTTPクエリの詳細なログを確認することができます。

※過去24時間以内にリソース制限があった場合のみ記録されます。

エラーログを確認する(Webサーバー)

エラーが出ているプログラムがリソースを圧迫している可能性があります。内容を確認し、不備がある場合は修正をしましょう。

1. サーバー管理画面(cPanel®)ログイン

サーバー管理から、対象サーバーアカウントを選択し、「サーバー管理画面(cPanel®)」をクリックします。

cPanelを初めて開く場合などは、「Choose a starting point」画面が表示されます。右上の×か、「スキップ」を押してください。

※「Explore Account」をクリックするとcPanel管理画面に遷移します(×、スキップと同様)。

※「Restore from backup」をクリックするとバックアップの復元操作画面に遷移します。

2. 「エラー」をクリック

メトリック>「エラー」をクリックします。

3. エラーログを確認する

Webサーバーのエラーログを確認することができます(最新300件まで)。

エラーログを確認する(PHPエラー)

WordPressサイトの場合は、内部でプラグイン・テーマ等の不具合が起きている可能性があります。PHPによるエラーログ(error_log)から原因を特定する方法は下記をご覧ください。

TOPコマンドで実行プロセスを確認する

どのようなプログラム・実行プロセスがCPUやメモリの使用率を上昇させているかを調べるには、Linuxコマンドのtopコマンドやpsコマンドを使用する方法があります。cPanelの「Terminal」を使えば、ブラウザからCLIを利用することができます。

1. サーバー管理画面(cPanel®)ログイン

サーバー管理から、対象サーバーアカウントを選択し、「サーバー管理画面(cPanel®)」をクリックします。

cPanelを初めて開く場合などは、「Choose a starting point」画面が表示されます。右上の×か、「スキップ」を押してください。

※「Explore Account」をクリックするとcPanel管理画面に遷移します(×、スキップと同様)。

※「Restore from backup」をクリックするとバックアップの復元操作画面に遷移します。

2. 「Terminal」をクリック


詳細>「Terminal」をクリックします。

3. Terminalを使用する

この画面からコマンドを実行することができます。

※各種Linuxコマンドのご利用方法等につきましては、サポート対象外です。