【WordPress】「データベース接続確立エラー」が発生する場合の対処法

データベース接続確立エラーメッセージ

「データベース接続確立エラー」とは、サイトがデータベースに接続できないときに表示されるエラーです。このエラーが発生すると、サイトの表示ができなくなり、訪問者にもエラーメッセージが表示されます。

サイトで「データベース接続確立エラー」の表示が出てしまった場合、以下のような原因が考えられます。

この記事では、これらの原因ごとの対処法をご紹介します。

wp-config.phpのデータベース接続情報に誤りがある(WordPress)

データベースの接続情報はwp-config.phpに記載します。こちらの内容が間違っていると、接続エラーが発生してしまいます。下記の手順で接続情報の確認・設定を行いましょう。

1. 接続先に設定しているデータベースを確認する

STEP.1
cPanelのWordPress管理画面を開く
cPanelのWordPress管理画面を開く手順①:サーバーの操作欄
サーバー管理から、対象サーバーの操作欄をクリック>「サーバー管理画面(cPanel®)」をクリックします。
cPanelのWordPress管理画面を開く手順②:WordPress管理画面
①左メニューの「Applications」をクリック

②対象のWordPress(自動インストール機能でインストールした場合は、「マイブログ」と表示されています)の「編集」ボタンをクリック

STEP.2
データベース設定を確認する
データベース設定を確認する手順①:高度なタブ
「高度な」タブをクリックします。
データベース設定を確認する手順②:設定情報確認
画面下部でデータベースの設定情報を確認できます。

  • データベース名
  • データベースユーザ名
  • テーブル接頭辞

これらを控えておきましょう。データベースホストはlocalhostとなっていれば問題ありません。

STEP.3
接続先データベースが正しいか確認する
phpMyAdminを開いて先ほど控えたデータベースが存在しているか、またテーブル接頭辞が正しいかを確認しましょう。

参考:phpMyAdmin(データベース)の操作方法

接続先のデータベース名・テーブル接頭辞が間違っている場合は、STEP.2の画面で内容を修正>「全て保存」をクリックしてデータベース情報を変更してください。

データベースのテーブル接頭辞の説明
データベースの各テーブル名_commentsなどの前にある文字列がテーブル接頭辞です。WP自動インストール機能を使用している場合、テーブル接頭辞はwp_で始まります。

2. データベースのユーザーを確認・パスワードを再設定する

手順1で接続先データベースが正しい場合は、データベースの接続ユーザー名または接続パスワードが間違っている可能性があります。下記の手順でユーザー確認・パスワードの再設定を行いましょう。

STEP.1
データベースのユーザーを確認する
手順1のSTEP.2で確認したユーザー名が、対象のデータベース操作権限を持つユーザーに含まれているか確認します。

参考:データベース操作権限を持つユーザーの管理 – データベース(MySQL)の操作方法

間違っている場合は、手順1のSTEP.2の画面で内容を修正>「全て保存」をクリックしてデータベース情報を変更してください。

STEP.2
パスワードを再設定する
データベース名・テーブル接頭辞・ユーザー名が正しいのに接続エラーが起きる場合は、パスワードが間違っている可能性があります。
下記記事を参考に対象ユーザーのパスワードの再設定を行います。

参考:ユーザーの作成・管理(パスワード変更・名前の変更・削除) – データベース(MySQL)の操作方法

設定後、新しいパスワードを手順1のSTEP.2の画面で入力>「全て保存」をクリックしてデータベース情報を変更してください。

プラグインなどによりデータベース接続上限に達している(WordPress)

JetPackやWordPress Popular Postsなどのデータベースに接続するプラグインを使用している場合、データベースの接続数上限に達している可能性があります。

プラグインを無効化し、症状が改善されるか確認してください。

データベースの接続に必要な権限がない

この問題は、WordPress以外にデータベースを利用するアプリなどを導入した場合に起こりやすい問題です。

ユーザーが持つデータベースの操作権限を確認・変更する手順を説明します。

1. cPanelを開く

データベースの操作権限を確認・変更する手順①:サーバーの操作欄からcPanelを開く
サーバー管理画面から、対象サーバーアカウントの操作欄をクリック>「サーバー管理画面(cPanel®)」をクリックします。

2. cPanelメニュー

データベースの操作権限を確認・変更する手順②:cPanelメニュー「データベース」から「MySQL®データベース」をクリック
cPanelメニュー「データベース」>「MySQL®データベース」をクリックします。

3. 「現在のデータベース」からユーザーをクリック

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「現在のデータべース」で、対象のデータベースの権限を持つユーザーをクリックします。

4. チェックが入っていない権限があればチェックを入れて変更

データベースの操作権限を確認・変更する手順④:チェックが入っていない権限があるか確認

チェックが入っていない権限がある場合は、チェックを入れて画面下部の「変更」をクリックします。これでユーザー権限の設定は完了です。

データベースが破損している

テーブルやデータの一部が破損している場合、WordPressがデータベースを正常に読み取れず、接続エラーになることがあります。

以下の方法でデータベースが破損しているか確認し、
破損している場合、データベースの修復方法に従って修復してください。

データベースが破損しているか確認する方法

STEP.1
cPanelを開く
破損したデータベースの修復手順①:サーバーの操作欄からcPanelを開く
サーバー管理画面から、対象サーバーアカウントの操作欄をクリック>「サーバー管理画面(cPanel®)」をクリックします。
STEP.2
cPanelメニュー
破損したデータベースの修復手順②:cPanelメニュー「データベース」から「MySQL®データベース」をクリック
cPanelメニュー「データベース」>「MySQL®データベース」をクリックします。
STEP.3
データベースのエラーチェック
破損したデータベースがあるかの確認手順③:エラーが発生しているサイトのデータベースを選択し、「データベースをチェック」ボタンをクリック
MySQL®データベース画面を開き、「データベースの変更」からエラーチェックを行います。
「データベースをチェック」をクリックするとデータベース一覧からデータベースを選択できます。
一覧からエラーが起きているサイトのデータベースを選択し、右にある「データベースをチェック」ボタンをクリックしてください。
STEP.4
エラーチェック完了
破損したデータベースがあるかの確認手順④:エラーチェック
エラーチェックが開始され、問題なく動作している場合は「確認が完了しました」と表示されます。
データに問題がある場合は、破損しているテーブルの名前が表示されます。

破損したデータベースの修復方法

STEP.1
データベースの修復
破損したデータベースの修復手順③:エラーが発生しているサイトのデータベースを選択し、「データベースを修復」ボタンをクリック
「データベースを修復」をクリックすると同様にデータベース一覧からデータベースを選択できます。
一覧からエラーが発生しているサイトのデータベースを選択し、右にある「データベースを修復」ボタンをクリックしてください。
STEP.2
修復完了
破損したデータベースの修復手順④:「修復が完了しました!」と表示されたら、データベースの修復は完了
「修復が完了しました!」と表示されたら、データベースの修復は完了です。

サーバー障害・メンテナンスが発生している

サーバー障害またはメンテナンスが発生している場合、お客様側での対応ができません。

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