【サイト売却ガイド】売却の流れ

ラッコマーケットでは、売りたいサイトの数件の項目を入力するだけで簡単にサイトを出品できます。
この記事では利用条件・サイトの出品方法・出品サイトの管理方法・売却後の対応などのサイト売却に必要な一通りの流れをご案内します。

30秒で出品して売れるのを待つだけ。
ラッコマーケットの特性を理解してサイト売却を成功させましょう!

ラッコマーケットの特性

ラッコマーケットは小規模なWordPressサイトをリードタイム0でサクッと売買できるというコンセプトで運営されています。
買主との交渉や移行作業といった売買に関わる雑務をなくす代わりに、お取引における一定の制限が生じます。

案件情報・掲載審査・譲渡対象物について、以下のような条件の下で運営されています。
これらを念頭に置いた上でご利用いただきますようお願いいたします。

案件情報

売主が設定できる案件情報は以下の4点です。

  • 案件名
  • カテゴリ
  • 販売価格
  • GA連携(任意)

それ以外の「サイト情報」「記事情報」「SEO情報」はシステムにより自動取得されます。
※「アクセス情報」はGA連携がされている場合にシステムが自動取得します。

案件名以外の情報は全て客観的かつ定量的な情報のみで構成されています。
取引を簡易にするためエビデンス等の確認が必要になる収益情報はお取り扱いしておりません。

掲載審査

出品時の掲載審査を設けていません。
フリマアプリなどと同様に、掲載後の通報やパトロールにて出品取り下げ措置を行っております。

取扱いできない案件をご確認の上、出品を行いましょう。

取扱いできない案件
  • アダルトコンテンツ(猥褻な画像・動画)の公開・配信を目的とするもの
  • 法令または公序良俗に違反する内容を含むもの(著作権侵害等を含む)
  • 第三者を誹謗中傷する、名誉毀損あるいは侮辱と評価されうるもの
  • 第三者の財産、プライバシー、肖像権等を侵害すると評価されうるもの
  • サイト以外の付加価値や資産を主とするもの
  • サイトとしての体裁をなしていないもの
  • そのほか当社が不適切と判断したもの

譲渡対象物

譲渡対象は公開されているサイトのドメイン/サーバー契約/サイトコンテンツの権利一切です。
それ以外は譲渡対象物に含めることができません。

譲渡対象/サービスに含まれないものの例
  • 売却後の運営サポート
  • アフィリエイトの特別単価の引継ぎ
  • サイトに紐付いたSNSアカウントの譲渡
  • Googleアナリティクス/Googleサーチコンソールの引継ぎ(依頼があれば任意でご対応ください)

売却後のサポートを付けたり、複合的な資産を有するサイトの売買はラッコM&Aをご利用ください。

参考:ラッコマーケット利用規約(第5条 譲渡対象物)

出品条件

ご利用条件(売主)」と「サイト出品条件」の2点を満たしていただく必要があります。
ご利用条件はラッコサーバーのユーザー登録及び本人確認の2点です。

スムーズに出品するために本人確認は事前に済ませておきましょう。
※通常土日・祝日を除いた1日以内に処理されます。

サイトの出品条件は以下の内容です。

サイト出品条件

  • 販売価格が1万円以上、50万円以下である
  • WordPress構成のサイトである
  • ドメインはラッコドメインを利用している
  • サーバーはラッコサーバーを利用している
    • 対象サーバー契約に譲渡対象サイトのみ(*1)が設置されている
  • 独自ドメイン運営のサイトである
    • 出品OK例:example.comwww.example.com
    • 出品NG例:sub.example.com
    • 出品NG例:http://example.com/sub/
  • 取扱いできない案件に該当しない

(*1)初期サブドメイン(例:〇〇〇.rakkoserver.net)は含みません

ラッコマーケットはサーバー契約ごと売却されるため、譲渡対象のサイトだけが管理されている状態(1サーバー契約1ドメイン運用)にする必要があります。

他社管理サイトを売りたい場合

売却したいサイトがラッコドメイン・ラッコサーバーをご利用でない場合、まずはラッコドメイン/ラッコサーバーへ移管する必要があります。
以下のマニュアルを参考に移行手続きを進めてください。

他社管理サイトの出品の流れ(ラッコ以外のサーバー・ドメイン事業者) 他社管理サイトの出品の流れ(ラッコ以外のサーバー・ドメイン事業者)

他社管理サイトでも低コストで売却できます!

  • かんたんWordPress移行でサーバー移転楽々!
  • 無料お試し期間(30日)のサーバー契約で出品可能
  • 3ヵ月以内の売却でドメイン移管費用ポイントバック!(上限3,000円分)

ラッコサーバー(RK2プラン以上)管理サイトを売りたい場合

RK2プラン以上は1サーバー契約で複数サイトを運営することができます。(複数の独自ドメイン設定が可能)
1サーバー契約に複数サイトが設置されている状態だと出品条件を満たせないため、出品前に譲渡対象のサイトを別のサーバー契約に分移行(分離)する必要があります。

かんたんWordPress移行(ラッコサーバー契約間で移行する)を使うことにより、クリックだけで別サーバー契約に移行することができます。

かんたんWordPress移行(ラッコサーバー契約間で移行する) かんたんWordPress移行(ラッコサーバー契約間で移行する)

サーバー契約間移行は下記のような用途に最適です!

  • ラッコマーケットに出品するために無料お試し契約に分離する(RK2→RK1など)
  • ラッコマーケットで購入したサイトを既存契約に統合する(RK1→RK2など)

サイトを出品する流れ

ラッコマーケットは購入と同時にサイトの譲渡処理が完了します。
買主を選ぶこともできないため、出品時点でいつ人の手に渡ってもよい状態にしておく必要があります。

出品前に確認すること
  • サイトコンテンツに個人を特定できる情報がないか確認し削除する
  • サードパーティサービスとのアカウント連携解除
  • 有料プラグイン/テーマのライセンス情報の削除
  • WordPress・テーマ・プラグインのアップデート
WordPressログイン情報の引継ぎ

サイトが購入されると、全てのWordPressユーザー(管理者以外も含む)のログイン用メールアドレス・パスワードが自動変更された状態で買主に引き渡されます。

変更後のログイン情報は買主に通知されるため、売主から直接伝える必要はありません。

1. サイトの販売可否をチェックする

サイトを売る(出品)画面で販売したいサイトURLを入力(または「一覧から選択する」から選択)し、「販売可否をチェックする」をクリックします。

2. 案件情報を設定する

STEP.1
案件名を入力


販売サイト名とURLを確認したら、案件名を入力します。

案件名はログインしていないゲストユーザーにも公開されます。最も見られる情報なので、アピールポイントと何のサイトかを簡潔にまとめましょう。
案件名しか見られないケースもあるため、案件名に主要な情報をすべて盛り込まれていることが理想です。

STEP.2
カテゴリを選択

カテゴリを選択します。(最大3つまで選択可能)

STEP.3
販売価格を入力

販売価格を入力してください。価格を入力すると、販売手数料と手取り金額が自動で算出されます。
出品後のメンテナンスの手間を下げたい場合は、自動値下げ設定も行いましょう。

STEP.4
Googleアナリティクス連携を行う(任意)

Googleアナリティクス連携をするとアクセス情報を掲載することができます。必要に応じて「Googleにログインする」をクリックし、連携を行いましょう。※連携は販売開始後に行うこともできます

参考:Googleアナリティクス連携

STEP.5
販売開始

注意事項をよくお読みの上、「利用規約に同意する」にチェックを入れてください。
問題なければ「販売を開始する」をクリックします。

3. 出品確認

出品内容を確認し、問題なければ「販売を開始する」をクリックします。

出品前の注意事項
  • 出品すると誰でも購入できる状態になります
  • 取引完了後、速やかにアフィリエイト広告アカウントなどのサイト登録情報を削除しなければなりません
  • 取引完了後に買主より請求書の発行依頼が来た場合はご対応ください

4. 出品完了

右下に「出品完了」と表示されたら完了です!
販売中のサイトは販売管理画面で確認・価格変更などの操作を行うことができます。

適格請求書発行事業者情報の登録

適格請求書発行事業者として登録済みの事業者である場合は、ラッコIDの「適格請求書発行事業者情報」から登録番号の登録をお願いします。
ご登録いただきますとサイトの購入画面で「売主は✅適格請求書発行事業者です。」と表示されるようになります。

売主様が適格請求書発行事業者かどうかは、買主様の購入費用(消費税の仕入税額控除ができるかどうか)に関わってきます。

成約率にもかかわりますので、
適格請求書発行事業者としてご登録されている場合は登録番号をご登録ください。

適格請求書発行事業者情報を登録する

※インボイス制度に関する詳細は国税庁サイトをご確認ください。

販売中サイトを管理する(案件情報変更・販売価格変更・自動値下げ設定・GA連携・出品取り下げ)

販売中のサイトは販売管理の編集画面から以下の操作を行うことができます。

  • 案件情報変更(案件名/カテゴリ)
  • 販売価格変更
  • 自動値下げ設定
  • Googleアナリティクス連携/解除
  • データ更新(1日1回まで)
  • 出品取り下げ

なかなか売れない時は10%以上の値下げを試してみましょう。
販売価格の管理を自動化したい場合は自動値下げ設定のご利用もおすすめです!
10%値下げの効果
販売期間中に設定した最も低い金額から10%以上値下げすると、表示位置(案件一覧ページのデフォルト並び順における位置)が上昇し、「気になる」を押したユーザーに通知されます。
※過去7日以内に2回以上、10%以上の値下げを行われている場合、案件は値下げされても通知や上位表示はされませんのでご注意ください。

売上金の出金

売上金ページで売上金の出金申請が行えます。売上金はいつでも出金が行えます。

売上金はラッコポイントに変換することもできます!
ラッコポイントに変換すると3%のボーナスポイントが付与されるのでお得です。

参考:売上金とは?お取り扱いルールなど

売上金を出金申請する

出金申請で金額を入力し、「出金申請」をクリックします。

MEMO
  • 出金金額から手数料220円が差し引かれます。
  • 振込先はラッコIDユーザー情報の登録口座です。

「出金申請中」に金額が反映されたら申請完了です。
売上金の出金は土日祝日を除いた3日以内の対応としていますが、通常は平日の13時00分締めで、当日中に振込が完了いたします。

売上金をラッコポイントに変換する

売上金はラッコWEBサービスで使えるラッコポイントに変換することもできます。

ラッコポイント変換で変換したい金額を入力し、「RP変換」をクリックします。

「売上金のラッコポイント変換が完了しました」と表示されたら完了です。所持ラッコポイント数・購入(変換)履歴などはこちらで確認できます。

参考:ラッコポイントが使えるサービスは何がありますか?

売却後の対応について

売買代金の支払いと同時に譲渡対象物に移行が完了するため、取引自体は完了しています。
必要に応じて以下の対応を行ってください。

買主とのやり取りはメッセージ送信機能(売買後90日間送信可能)にて行っていただけます。

ASPのサイト登録解除

ASP(a8.netなど)のサイト登録がある場合は、速やかに登録の解除を行いましょう。
重複により買主がサイト登録できない場合があります。

請求書・領収書の発行

買主から請求書や領収書を求められる場合があります。
依頼された場合、速やかにご対応ください。

発行されたことがない方向けにひな型を提供しておりますので、ご活用ください。

Googleアナリティクス・サーチコンソールの引継ぎ

Googleアナリティクス・Googleサーチコンソールを利用している場合、買主から引継ぎを求められる場合があります。
対応必須ではありませんが、ご対応いただけますと喜ばれます。

参考:【Googleアナリティクス】管理権限の移行方法 / 【Googleサーチコンソール】管理権限の移行方法

メッセージの送信方法

STEP.1
対象サイトを選択

売却済みページから、対象サイトの「メッセージ」をクリックします。

STEP.2
メッセージ送信画面

フォームにメッセージを入力し、利用規約の同意にチェックを入れてから「送信」をクリックします。※最大5ファイル合計20MBまでファイル添付も可能です。

画面右下に「メッセージ送信完了」と表示されたら送信完了です。
買主からメッセージが届いた場合は、メールでお知らせいたします。

メッセージの内容を確認するには?
メッセージを送信・受信した内容(履歴)はそれぞれ下記のメールから確認できます。

<メール件名>
メッセージを送信した場合:「取引相手にメッセージを送信しました」
メッセージを受信した場合:「取引相手からメッセージを受信しました」

※ラッコマーケットの管理画面上でメッセージは閲覧できません。

まとめ

  • ラッコマーケットは小規模WordPressサイト特化のマーケットプレイス
    • ラッコドメイン/ラッコサーバーの利用が必須
    • サイトの売買に限ったシンプルな取引
  • リードタイム0(買主との交渉/移行手続きなし)の取引が魅力
  • 案件名の充実/適度な10%値下げが成約のポイント
  • ASPサイト登録削除必須/必要に応じて請求書発行が必要

ラッコドメイン/ラッコサーバー運用である必要があることや、掲載できる情報量に制限があるなど。
様々な制約はありますが、その代わりとしてリードタイム0のスムーズな取引を実現しています。
1~3万円規模のスタートアップサイトも活発に取引されており、カジュアルにサイト売買を行うことができます。

サイト売却にかかる手間をできるだけ小さくした仕組みです。サイト売買にハードルを感じておられる方も是非トライしてみてください!

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