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【WordPress】サイト内検索の精度を向上させる方法(Relevanssi)

WordPressの検索機能を強化したいのに、標準検索は的外れな結果ばかり出てくる…欲しい記事が全然見つからない…

WordPressでサイトを運営していると、サイト内検索の使い勝手が気になってきます。検索機能を強化して、訪問者が読みたい記事にすぐたどり着ける状態を作りたいところです。

WordPress標準の検索は、関連度ではなく投稿日順で結果を並べます。そのため「探している内容にぴったりの記事」ではなく「たまたま新しいだけの記事」が上位に出てしまい、読者を取りこぼす原因になります。

この記事を読むと、次の3点がわかります。

  • WordPress標準の検索機能はなぜ精度が低いのか、その理由
  • 検索精度を上げる定番の無料プラグイン「Relevanssi」の導入手順
  • 検索結果をさらに改善するための設定のポイント

実際の管理画面のスクリーンショットを見ながら進められるので、専門知識がなくても順番どおりに作業すれば設定を完了できます。

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WordPress標準の検索機能はなぜ精度が低いのか

WordPressにはもともとサイト内検索の機能が備わっています。ですが、この標準検索には検索する側にとって不便な仕様がいくつかあります。

最大の問題は、検索結果が「関連度」ではなく「投稿日の新しい順」で並ぶことです。検索したキーワードとの関係が薄くても、新しい記事というだけで上位に表示されてしまいます。

たとえば「WordPress 使い方」で検索したとします。本来なら使い方をまとめた解説記事が上位に来てほしいところです。しかし標準検索では、キーワードをたまたま少し含むだけの新着記事が先に並び、肝心の解説記事が下のほうに埋もれてしまうことがあります。

さらに、標準検索は基本的に投稿タイトルと本文しか検索対象にしません。タグ・カテゴリー・カスタムフィールドなどに書かれた情報はヒットしにくく、検索の取りこぼしが起きやすくなります。

標準検索の主な弱点
  • 結果が関連度順ではなく投稿日順で並ぶ
  • キーワードとの関係が薄い記事も上位に出る
  • タグ・カテゴリー・カスタムフィールドが検索されにくい
  • 完全一致でないと検索でヒットしにくい

これらの弱点は、記事数が増えるほど深刻になります。せっかく良い記事を書いても、検索から見つけてもらえないのはもったいない状態です。

検索精度を上げるなら定番プラグイン「Relevanssi」

WordPress標準検索の弱点を補い、検索精度を大きく引き上げてくれるのが「Relevanssi」というプラグインです。検索結果を関連度順に並び替えてくれる、サイト内検索強化の定番プラグインとして知られています。

公式データによると、Relevanssiは有効インストール数10万以上、評価96%と、多くのサイトで使われている実績のあるプラグインです。現在も継続してメンテナンスされています(2026年7月現在)。

ダウンロードや詳細は公式ページから確認できます(Relevanssi(WordPress.org公式))。

Relevanssiの主な特徴

Relevanssiの無料版には、標準検索の弱点を補う機能がひととおりそろっています。公式の「Key features」をもとに、主な特徴を整理します。

  • 検索結果を「投稿日順」ではなく「関連度順」に並び替える
  • 完全一致しない語も部分一致(fuzzy matching)で検索対象にする
  • 「”…”」で囲むフレーズ検索(完全一致検索)に対応
  • コメント・タグ・カテゴリー・カスタムフィールドも検索対象にできる
  • 検索結果に、該当箇所をハイライトした抜粋を表示できる

さらに無料版でも、タイトル・タグ・コメントの重み付け調整、人気の検索キーワードのログ、カスタム投稿タイプ・カスタムタクソノミーのインデックス、ショートコードの中身のインデックスといった、やや高度な機能まで利用できます。

標準検索がタイトルと本文中心なのに対し、Relevanssiはタグやカスタムフィールドまで幅広くインデックスします。だから「探している記事が見つからない」という取りこぼしが減るんですね。

無料版とPremium版の違い

Relevanssiには無料版とPremium版があります。ここまで紹介してきたとおり、基本的な検索精度の改善は無料版だけで十分に実現できます。

無料版とPremium版でできることを対比すると、次のとおりです。

機能 無料版 Premium版
検索結果を関連度順に並び替え
部分一致(fuzzy matching)・フレーズ検索
コメント・タグ・カスタムフィールドの検索
タイトル・タグ・コメントの重み付け調整
添付ファイル(PDF・Office等)の中身検索 ×
「もしかして」提案の高度なスペル訂正 ×
マルチサイト横断検索・ユーザープロフィール検索 ×
記事タイプ・タクソノミーごとの重み付け ×

PDFなど添付ファイルの中身検索や、より細かい重み付けが必要な大規模サイトはPremium版が候補になります。まずは検索精度を上げたいという目的なら、無料版から始めれば問題ありません。

STEP1:Relevanssiをインストール・有効化する

本記事はWordPress 7.0+Relevanssi v4.27.1の環境で動作確認しています。

WordPress管理画面の左メニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」を開き、画面右上の検索ボックスに「Relevanssi」と入力します。検索結果には似た名前のプラグインも並ぶため、作者名や有効インストール数で目的のRelevanssiであることを確かめたうえで、「今すぐインストール」→「有効化」の順にクリックします。

プラグイン新規追加画面—Relevanssiの検索結果
▲ 「Relevanssi」で検索した結果

有効化した時点で、サイト内検索は自動的にRelevanssiによる検索へ置き換わります。既存の検索フォームやウィジェットをそのまま使い続けられるので、テーマ側の設定を変更する必要はありません。

MEMO

有効化した直後は、まだ既存記事がRelevanssiのインデックスに登録されていない場合があります。初回のインデックス構築はSTEP2で解説する設定画面から実行できるので、済ませておくと安心です。

STEP2:基本設定で検索対象を広げる

有効化しただけでも検索精度は向上しますが、設定を少し調整すると、より読者の意図に沿った検索結果を返せるようになります。ここでは検索対象を広げる基本設定を行います。

1. Relevanssiの設定画面を開く

WordPress管理画面の左メニューから「設定」→「Relevanssi」を開きます。設定画面は「概要」「インデックス」「添付ファイル」「検索」「ログ」「抜粋とハイライト」などのタブに分かれています。

Relevanssi設定画面—各設定タブの一覧
▲ Relevanssiの設定画面(タブ一覧)

設定を変更したら、そのつど画面下部の「設定を保存」ボタンで反映します。まずはどのタブに何があるかをざっと確認しておきましょう。

2. コメント・カスタムフィールドを検索対象に含める

「インデックス」タブでは、どの情報を検索インデックスに含めるかを設定できます。「コメント」の項目で「コメントとピンバック」を選び、「カスタムフィールド」の項目で「すべて」を選ぶと、これらの情報も検索対象になります。

Relevanssiインデックス設定—コメントとカスタムフィールド
▲ 「コメント」「カスタムフィールド」の設定項目

たとえば商品説明をカスタムフィールドに入れているサイトなら、カスタムフィールドを検索対象に含めることで、本文に書いていない情報でも検索でヒットするようになります。

どこまで検索対象にすべきか
検索対象を広げるほどヒットしやすくなりますが、その分インデックスも大きくなります。まずはコメント・カスタムフィールドなど、読者が探しそうな情報から含めるのがおすすめです。設定を変更したら、「インデックスの作成」ボタンを実行して反映させてください。

STEP3:検索結果の並び順(重み付け)を調整する

Relevanssiでは、検索キーワードがどこに含まれているかで重要度(重み付け)を変えられます。「タイトルに含まれる語」を重視すれば、より読者の意図に近い記事を上位に出せます。

1. タイトル・タグの重み付けを変更する

設定画面の「検索」タブを開きます。「デフォルト順」は初期状態で「関連性(強く推奨)」になっており、すでに関連度順で並ぶ設定です。さらに下にある「ウェイト」の表では、エレメント(コンテンツ・タイトル・コメントテキスト・タグウェイト・カテゴリーウェイト)ごとにウェイト(重みの数値)を設定できます。数値を大きくするほど、その項目に含まれる語がヒットしたときの順位が上がります。

Relevanssi検索設定—ウェイト欄のタイトル項目
▲ 「ウェイト」欄でタイトルの重みを変更

公式ドキュメントでも、タイトルの重みを高めに設定するのは一般的な調整方法として案内されています。まずはタイトルのウェイトを少し高くしてみて、検索結果の変化を確認するとよいでしょう。

重み付けは一度で完璧に決める必要はありません。実際に検索して結果を見ながら、少しずつ数値を調整していくのがコツですよ。

2. 変更を保存して反映する

ウェイトを変更したら、画面下部の「設定を保存」ボタンをクリックして設定を確定します。ウェイトの変更は保存すればすぐ検索結果に反映され、「インデックスの作成」の再実行は不要です。

注意

インデックスに含める項目(STEP2の設定)を変更した場合は、保存だけでなく「インデックスの作成」の再実行が必要です。再実行をしないと、追加した項目が検索結果に反映されません。

STEP4:検索結果が改善されたか確認する

設定が終わったら、実際にサイト内検索を使って効果を確認します。コメント欄にだけ書かれているキーワードで検索してみるとわかりやすいです。

まずは標準検索の時点で、コメントに書かれた語句で検索した結果です。WordPress標準検索はコメントを検索対象にしないため、該当の記事があるのに検索結果は見つかりません。

サイト内検索結果画面—コメント内の語句で検索し見つからない状態
▲ 標準検索ではコメント内の語句がヒットしない

次に、Relevanssiでコメントも検索対象に含めた設定のあとに、同じキーワードで検索した結果です。今度はコメントに書き込まれた記事がきちんと検索結果に表示されます。

サイト内検索結果画面—コメント内の語句で検索し記事が表示された状態
▲ コメント検索対象化後は該当記事が表示される

実際に試してみると、本文だけでなくコメントの情報まで検索対象に含まれるようになり、これまで取りこぼしていた記事も見つけやすくなっていることがわかります。

今まで見つからなかった記事が、ちゃんと検索結果に出るようになった!これなら訪問者も欲しい情報にすぐたどり着けるね。

よくある質問

Relevanssiは無料で使えますか?

はい、Relevanssiは無料で使えるプラグインです。検索結果の関連度順の並び替え、部分一致検索、コメントやカスタムフィールドの検索など、精度改善の中心となる機能は無料版でひととおりそろっています。多くのサイトは無料版だけで十分です。無料版とPremium版の詳しい違いは「無料版とPremium版の違い」で確認してください。

Relevanssiを導入するとサイトが重くなりませんか?

Relevanssiは検索用のインデックスをデータベースに保存するため、データベース容量が増える点には注意が必要です。

公式ドキュメントによると、目安としてwp_postsテーブルの3倍程度、規模によっては数百MBに達することもあります。ホスティング環境のデータベース容量に制限がある場合は、事前に空き容量を確認しておくと安心です。

日本語の検索精度も上がりますか?

Relevanssiには部分一致(fuzzy matching)の仕組みがあり、完全一致しない語でも検索にヒットしやすくなります。これは公式ドキュメントで確認できる機能です。日本語でも「完全に同じ表記でなくても引っかかりやすくなる」効果が期待できますが、精度がどの程度上がるかは記事内容や設定によって変わるため、実際に検索して結果を確かめながら調整するのがおすすめです。

PDFなど添付ファイルの中身も検索対象にできますか?

PDF・Officeファイルなど添付ファイルの中身を検索する機能はPremium版限定です。無料版では対応していません。詳しくは「無料版とPremium版の違い」の対比表を確認してください。

既存の検索フォーム・ウィジェットはそのまま使えますか?

はい、そのまま使えます。Relevanssiを有効化すると、サイト内検索の処理が自動的にRelevanssiへ置き換わります。既存の検索フォームや検索ウィジェットを差し替える必要はなく、テーマ側の変更も基本的に不要です。

絞り込み検索とRelevanssiは何が違いますか?

目的が異なります。絞り込み検索は、カテゴリーや価格などの条件を指定して候補を絞り込む機能です。一方Relevanssiは、入力されたキーワードとの関連度で検索結果を並び替える機能です。「条件で絞る」のが絞り込み検索、「関連度で並べる」のがRelevanssiと考えるとわかりやすいです。両者は併用もできます。

検索を高速化したい場合はどうすればいいですか?

Relevanssiは検索の「精度」を改善するプラグインで、表示速度の高速化そのものは主目的ではありません。ページ表示を速くしたい場合は、キャッシュ系プラグインの領域になります。詳しくはサイトのキャッシュを設定して表示速度を上げる方法(LiteSpeed Cache)を参考にしてください。

検索がうまく機能しない時の対処法は?

設定を変更したのに反映されない、検索結果がおかしいといった場合は、まずインデックスの再構築を試してください。Relevanssiの設定画面「インデックス」タブから「インデックスの作成」を実行すると、既存記事があらためてインデックスに登録され直します。設定変更後に反映されないときの基本的な対処法です。

💡 データベース容量が気になる方はラッコサーバーへ
検索インデックスの仕様上、Relevanssi導入後はデータベース容量に不安を感じる方も少なくありません。
ラッコサーバーは大容量SSDストレージを備えた国内レンタルサーバー。データベースの肥大化を気にせず、プラグインを快適に使えます。
月額330円〜、10日間無料お試しも可能です。

まとめ

WordPress標準の検索は投稿日順で並ぶため、関連度の低い記事が上位に出やすく、サイト内検索の精度が低くなりがちです。この弱点を補い、検索機能を強化してくれるのが無料プラグイン「Relevanssi」です。

この記事で紹介した手順を振り返ります。

  • STEP1:Relevanssiをインストール・有効化する
  • STEP2:コメントやカスタムフィールドを検索対象に含める
  • STEP3:タイトル・タグの重み付けを調整する
  • STEP4:実際に検索して結果が改善されたか確認する

導入は数分で完了し、有効化するだけでも検索結果は関連度順に並び替わります。データベース容量にだけ気を配りながら、まずは無料版でサイト内検索の使い勝手を改善してみてください。