
「WPForms」はドラッグ&ドロップで直感的に操作できる、WordPress向けのお問い合わせフォーム作成プラグインです。この記事では、次の3つを画像つきで解説します。
- WPFormsのインストールからお問い合わせフォームの作成・設置まで
- 通知メール・確認画面(サンクスページ)の設定方法
- reCAPTCHAによるスパム対策の設定方法
目次
WPFormsとは?お問い合わせフォーム作成プラグイン
WPForms(正式名称: WPForms – AI Form Builder for WordPress)は、有効インストール数500万以上のWordPress向けフォーム作成プラグインです。マウス操作でフィールドを並べていくだけでフォームが完成するため、HTMLやPHPの知識がなくてもお問い合わせフォームを作れます。
お問い合わせフォームのほかにも、アンケートや申し込みフォームなど、目的に合わせたフォームを2100種類以上のテンプレートから作成できます。まずは無料版(Lite)から始められるので、コストをかけずに導入できるのも特徴です。
無料版(Lite)と有料版(Pro)でできることの違い
WPFormsには無料版(Lite)と有料版(Pro)があります。お問い合わせフォームの作成・設置だけであれば、無料版でも十分に対応できます。
無料版で使える主な機能は次のとおりです。
- ドラッグ&ドロップのフォームビルダー
- 2100種類以上のテンプレート
- 基本フィールド(名前・メール・テキスト・番号・ドロップダウン・複数選択・チェックボックス)
- 支払いフィールド(Stripe)
- reCAPTCHA・hCaptchaによるスパム対策
一方で、有料版(Pro)にすると次のような機能が追加できます。
- フィールドの追加(電話番号・住所・日付時刻・ファイルアップロード・署名など)
- 送信された内容(フォームエントリー)のデータベース保存・検索・エクスポート
- 優先サポート
この記事では、無料版でもできるお問い合わせフォームの作成方法を中心に解説します。
STEP1:WPFormsをインストール・有効化する
まずはWPFormsをインストールします。WordPress管理画面の左メニューから「プラグイン」→「プラグインを追加」を開き、右上の検索窓に「WPForms」と入力します。
検索結果に表示された「WPForms」の「今すぐインストール」をクリックし、インストールが終わったら「有効化」をクリックします。有効化すると、左メニューに「WPForms」が追加されます。

STEP2:お問い合わせフォームを作成する

左メニューの「WPForms」→「Add New Form」をクリックすると、フォームの作成画面が開きます。ここでテンプレートを選び、フィールドを調整してフォームを仕上げていきます。
テンプレートを選ぶ
最初にフォーム名を入力し、テンプレートを選びます。お問い合わせフォームを作る場合は「簡単なお問い合わせフォーム」テンプレートを選ぶと、名前・メールアドレス・コメント欄がそろった状態から始められます。

テンプレートを選ぶと、ドラッグ&ドロップで編集できるフォームビルダーが開きます。ゼロから作りたい場合は「空白フォーム」を選ぶこともできます。
フィールドを追加・編集・削除する
フォームビルダーでは、左側のパネルにあるフィールドを右側のプレビューへドラッグして追加します。追加したフィールドをクリックすると、ラベル名の変更や必須設定などを編集できます。
不要なフィールドは、フィールドをクリックして選択すると表示される削除アイコンをクリックして取り除きます。

無料版で使える主なフィールドは、名前・メール・テキスト(1行/複数行)・番号・ドロップダウン・複数選択・チェックボックスなどです。お問い合わせフォームであれば、これらのフィールドだけで十分に作成できます。
電話番号(Phone)フィールドとファイルアップロード(File Upload)フィールドは有料版(Pro)専用の機能で、無料版では追加できません。無料版で電話番号を集めたい場合は、「テキスト」フィールドを使って代用します。
フィールドの調整が終わったら、画面右上の「保存」をクリックします。
STEP3:通知メールを設定する

通知メールは、フォームが送信されたときに管理者へ届くお知らせメールです。フォームビルダー左メニューの「設定」→「通知」タブから設定します。

送信先メールアドレスを変更する
「通知」タブの「送信先メールアドレス」に、問い合わせを受け取りたいメールアドレスを入力します。初期値ではサイトの管理者メールアドレスが設定されています。複数のアドレスに届けたい場合は、コンマ(,)で区切って入力します。
あわせて「メール件名」を、届いたときに内容が分かるものに変更しておくと管理しやすくなります。
自動返信メールについて(有料版限定)
問い合わせをしてくれた人へ自動でお礼メールを送りたい場合は、送信者向けの自動返信メールを設定します。ただし、これは通知を追加する機能が前提になっており、この「通知を追加する」機能自体が有料版(Pro)限定です。無料版(Lite)では、1つのフォームにつき管理者向けの通知を1つしか設定できません。
自動返信メールの詳しい設定方法・注意点は、【WordPress】送信メールを思い通りにカスタマイズする方法(WPForms)で解説しています。
STEP4:送信後の確認画面(サンクスページ)を設定する

送信後に表示される確認画面(サンクスページ)は、フォームビルダー左メニューの「設定」→「確認」タブから設定します。確認方法は3種類から選べます。
- メッセージ:フォームの代わりに「送信ありがとうございました」などのメッセージを表示します(初期設定)。
- ページを表示:サイト内に用意した固定ページ(サンクスページ)へ移動させます。
- URLに移動(リダイレクト):外部のURLへ移動させます。

まずは初期設定の「メッセージ」でも問題ありません。送信後に専用のサンクスページを見せたい場合は「ページを表示」を選び、表示したい固定ページを指定します。
「ページを表示」を使うには、あらかじめサンクスページとなる固定ページを作成しておく必要があります。「お問い合わせありがとうございました」といった内容の固定ページを用意してから、確認設定で指定しましょう。
STEP5:固定ページに設置して公開する

作成したフォームは、固定ページや投稿に設置して公開します。左メニューの「WPForms」→「すべてのフォーム」を開くと、一覧に「ショートコード」という列があります。

設置したいフォームの行に表示されているコード([wpforms id="123"]のような形式)をコピーし、フォームを表示したい固定ページの編集画面に貼り付けます。
設置できたら固定ページを「公開」します。実際にテスト送信をして、フォームの送信と通知メールが正しく動くか確認しておきましょう。
スパム対策:reCAPTCHAを設定する

お問い合わせフォームを公開すると、自動プログラムによるスパム送信が届くことがあります。無料版でも使える「reCAPTCHA」を設定すると、こうしたスパムを大きく減らせます。reCAPTCHAは、Googleが提供する「人間による操作か、プログラムによる自動送信か」を見分ける仕組みです。
事前準備:サイトキー・シークレットキーを発行する
reCAPTCHAをWPFormsで使うには、あらかじめGoogleのreCAPTCHA管理コンソールで自分のサイトを登録し、「サイトキー」「シークレットキー」を発行しておく必要があります。Googleアカウントでログインし、ラベル(サイトの名称)・reCAPTCHAのタイプ・登録するドメインを入力して送信すると、2つのキーが発行されます。
reCAPTCHAには「Checkbox reCAPTCHA v2」「Invisible reCAPTCHA v2」「reCAPTCHA v3」の3タイプがあり、タイプごとに別のキーが必要です。Googleの管理コンソールで登録するタイプは、この後WPFormsの「CAPTCHA」タブで選ぶタイプと必ず一致させてください。
設定は、左メニューの「WPForms」→「設定」→「CAPTCHA」タブから行います。サービスで「reCAPTCHA」を選びます。
「タイプ」で使用するreCAPTCHAの種類を選び、あらかじめ発行しておいた「サイトキー」「シークレットキー」を入力します。

キーを保存したら、フォームビルダーを開き、左パネルの「標準フィールド」からreCAPTCHAフィールドを追加してフォームに反映させます。Google reCAPTCHAは月間10,000件までは無料で利用できます。
よくある質問
WPFormsは無料で使えますか?(Lite版とPro版の違い)
はい、WPFormsには無料版(Lite)があり、お問い合わせフォームの作成・設置は無料で行えます。名前・メール・テキストなどの基本フィールド、テンプレート、reCAPTCHAによるスパム対策も無料版で利用できます。電話番号やファイルアップロードのフィールド、送信内容のデータベース保存などを使いたい場合は、有料版(Pro)が必要です。
WPFormsのメールが届かないときはどうすればいいですか?
まずはSTEP3の通知メール設定で、送信先メールアドレスが正しいかを確認してください。それでも届かない場合は、サーバーからのメール送信がうまくいっていない可能性があります。WordPressのメールは届きにくいことがあるため、SMTPを使ってメールを送る設定にすると改善しやすくなります。
WPFormsで電話番号やファイルアップロード欄を追加できますか?
電話番号(Phone)フィールドとファイルアップロード(File Upload)フィールドは有料版(Pro)専用の機能で、無料版では追加できません。無料版で電話番号を集めたい場合は、「テキスト」フィールドで代用します。フィールドの追加方法はフィールドの追加・編集を参照してください。
Contact Form 7からWPFormsに乗り換えできますか?
はい、乗り換えできます。WPFormsには他のフォームプラグイン(Contact Form 7・Ninja Formsなど)からフォームを取り込むインポート機能があり、「WPForms」→「ツール」→「インポート」の「Import Forms」から利用できます。通知や確認の設定もインポートされますが、条件分岐ロジックは対象外のため、乗り換え後に再設定が必要です。
送信後の確認画面(サンクスページ)を自作できますか?
はい、自作できます。あらかじめサンクスページとなる固定ページを作成しておき、STEP4の確認画面設定で確認タイプを「ページを表示」に設定し、その固定ページを指定します。これで送信後に自作のサンクスページへ移動させられます。
WPFormsとはどんなプラグインですか?
WPFormsは、ドラッグ&ドロップでお問い合わせフォームやアンケートフォームを作成できるWordPress向けのプラグインです。有効インストール数は500万以上で、2100種類以上のテンプレートが用意されています。HTMLやPHPの知識がなくても、マウス操作だけでフォームを作成・設置できます。
WPFormsの通知メールが届かない原因の多くは、送信元メールアドレスとサーバー側のメール認証設定(SPF/DKIM)が一致していないことにあります。
ラッコサーバーは、SPF/DKIM設定に対応し、独自ドメインメール・SMTP情報も提供しているレンタルサーバーです。サーバー側の設定が整っているため、WPFormsの通知メールも届きやすい環境で運用できます。
月額330円(税込)〜から利用でき、30日間の無料お試し期間中に実際のメール到達率を確認することもできます。
まとめ
WPFormsを使えば、ドラッグ&ドロップの直感的な操作だけで、無料版でもお問い合わせフォームを作成・設置できます。この記事で解説した手順を振り返ります。
- WPFormsをインストール・有効化し、テンプレートからフォームを作成する
- 「通知」タブで送信先メールアドレスを設定する(自動返信メールは有料版限定)
- 「確認」タブで送信後の確認画面(サンクスページ)を設定する
- 固定ページに設置して公開し、テスト送信で動作を確認する
- reCAPTCHAでスパム対策を行う
まずは無料版から、シンプルなお問い合わせフォームの作成に挑戦してみてください。







