
WordPressサイトを丸ごと複製・移行したいなら、無料プラグイン「Duplicator」が便利です。
この記事では次のことを解説します。
- Duplicatorでできること(サイト複製・移行・バックアップ)
- パッケージ作成〜インストーラー実行まで3ステップの手順
- 複製後にやっておくべき注意事項
目次
Duplicatorとは?サイト複製・移行に使う無料プラグイン
Duplicator(Duplicator – Backups & Migration Plugin)は、WordPressサイト全体をパッケージ化して別サーバーへの移行・複製・バックアップができる無料プラグインです。
- 有効インストール数:100万以上(Duplicator公式ページ(WordPress.org)より)
- バージョン:1.5.16.1(2026年5月更新、WordPress 7.0対応確認済み)
- 必要環境:PHP 7.4以上 / WordPress 5.3以上
主な用途は次の3つです。
- サーバー移行:現在のサイトを別のサーバー・ドメインへ丸ごと移す
- サイト複製:ステージング環境(検証用コピー)を作る
- バックアップ:サイト全体をパッケージファイルとして手動保存する
無料版でも移行・複製の主要機能は使えます。スケジュール自動バックアップ・クラウドストレージ連携(Google Drive / Dropbox等)はPro版(有料)が必要です(WordPress.org公式より)。
STEP1:Duplicatorをインストール・有効化する
WordPress管理画面の左メニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」を開き、検索欄に「Duplicator」と入力します。

「Duplicator – Backups & Migration Plugin」の「今すぐインストール」をクリックし、完了したら「有効化」をクリックします。有効化すると、左メニューに「Duplicator」が追加されます。
STEP2:バックアップ(パッケージ)を作成する
バックアップとは、WordPressのファイルとデータベースを1つにまとめたパッケージファイルのことです。
1. 新規バックアップを作成する
左メニューの「Duplicator」→「バックアップ」を開き、「新規作成」ボタンをクリックします。

2. 名前を確認してスキャンを実行する
バックアップ名(デフォルトは日時)を確認し、画面下部の「次へ」ボタンをクリックするとスキャンが実行されます。

3. スキャン結果を確認してビルドする
スキャン結果が表示されます。「設定」「システム」「WordPress」がすべて「良好」であれば「ビルド」ボタンをクリックします。

ファイルサイズが大きい(目安512MB超)場合に「通知」が表示されます。除外フォルダを設定するか、有料版(Duplicator Pro)をご検討ください。
4. 2つのファイルをダウンロードする
ビルドが完了すると、パッケージ一覧に「インストーラー」と「バックアップ」の2つのダウンロードボタンが表示されます。両方のファイルをダウンロードします。
XXXXXX_archive.zip(サイトデータ本体)installer.php(インストーラー)

STEP3:新しい環境にインストールする
1. ファイルをサーバーにアップロードする
FTP(FileZillaなど)を使って、移行先サーバーのドキュメントルート直下に2つのファイルをアップロードします。
ドメインのルートディレクトリ(例:public_html/やwww/)の直下にアップロードしてください。サブフォルダ内では動作しません。
2. インストーラーを実行する
ブラウザで https://新ドメイン/installer.php にアクセスするとインストーラーが起動します。
3. データベース情報を入力して完了する
移行先サーバーのデータベース情報(ホスト名・データベース名・ユーザー名・パスワード)を入力して「次へ」をクリックします。
処理が完了すると管理画面ログインのリンクが表示されます。ログインしてサイトが正常に表示されれば移行・複製の完了です。
複製後にやっておくべき3つのこと
パッケージファイルをサーバーから削除する
archive.zipとinstaller.phpをサーバーに残したままにすると、第三者にデータや設定情報へアクセスされるリスクがあります。Duplicatorの管理画面から「Remove Installation Files」を実行するか、FTPで手動削除してください。
テスト環境の場合は検索エンジンへの公開を止める
検証・開発用の複製環境であれば、管理画面の「設定」→「表示設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れます。これにより重複コンテンツとしてSEO評価が下がるリスクを防げます。
Google Analytics等のタグを確認・更新する
複製したサイトに元サイトのGoogle Analytics計測タグが残っている場合、複製環境のアクセスが本番のデータに混入します。不要なタグは削除またはIDを変更してください。
よくある質問
Q. Duplicatorの無料版と有料版(Pro)の違いは何ですか?
無料版では、サイトのバックアップ作成・ダウンロード・インストーラーによる復元の基本機能が使えます。有料版(Pro)ではスケジュール自動バックアップ・クラウドストレージ連携(Google Drive・Dropbox等)・ドラッグ&ドロップインポートなどが追加されます。通常のサーバー移行や複製なら無料版で十分です(WordPress.org公式より)。
Q. 大容量サイト(512MB以上)でも使えますか?
無料版では、512MBを超えるサイトでスキャン時に「通知」が表示されることがあります。メディアフォルダを除外設定に追加するか、有料版(Pro)が推奨されています。画像の多いサイトは事前に不要メディアを整理すると対処できます。
Q. 移行後に元のサイトはそのまま残りますか?
はい、元のサイトはそのまま残ります。DuplicatorはコピーをFTPで転送する仕組みなので、移行元のデータは変更・削除されません。DNS切り替え前に新サーバーで動作確認できます。
Q. データベース情報はどこで確認できますか?
レンタルサーバーの管理パネル(cPanelや各社コントロールパネル)で確認できます。または契約時の案内メールに記載されているケースもあります。移行先に新しいデータベースを作成してから、そのデータベース情報を入力してください。
Q. Duplicatorをバックアップツールとして使えますか?
はい、移行用途だけでなく手動バックアップとしても利用できます。パッケージを定期的に作成・ダウンロードしておくことでサイト復元時に使用できます。定期的な自動バックアップはPro版の機能ですが、手動での定期バックアップは無料版で可能です。
Q. WordPressマルチサイトには対応していますか?
無料版は基本的なマルチサイトのバックアップに対応していますが、マルチサイト全体の完全な移行にはPro版が必要です(WordPress.org公式より)。
さらに、ラッコサーバーの管理画面からボタンクリックだけでWordPressサイトを複製することもできます。ステージング環境の作成や検証環境の用意も手軽に行えます。
月額330円〜〜・お試し30日間無料でご利用いただけます。
まとめ
Duplicatorを使ったWordPressサイトの複製・移行は、次の3ステップで完了します。
- STEP1:Duplicatorをインストール・有効化する
- STEP2:バックアップ(zip+installer.php)を作成・ダウンロードする
- STEP3:移行先サーバーにアップロードしてインストーラーを実行する
移行後はパッケージファイルの削除を忘れずに行いましょう。テスト環境として複製する場合は、検索エンジンへの公開を無効化することも重要です。







